空室対策としてのリフォームを考える前にすべきこと
【はじめに】
大家さんにとって空室が増えると家賃収入が減るばかりか、部屋自体の劣化につながってしまい良いことはありません。
また、空室対策としてリフォームを考えていたとしても当然コストがかかってしまうためリスクが伴ってきます。
今回そんな大家さんのために効果的な空室対策となるリフォームの方法・事前にしておくべきことについて紹介していきたいと思います。
【デザインリフォームという空室対策をする前に・・・】
空室対策としてはいろいろな方法があり、大家さんの希望によって採るべき施策が変わってきます。
ここではより効果的にデザインリフォームする上で知っておきたいポイントを2つ紹介します。
・自分の物件に住んでいる入居者の属性を把握する
大家さんが意外と把握していないこととして挙げられるのが自分の物件に住んでいる人がどれくらいの収入があり、どれくらいの年齢層であるかといった「入居者の情報・属性」ではないでしょうか。
デザインリフォームをする上では住む人に合わせて施工したほうが効果的です。ですので入居者の属性について知っておくことは大切ではないでしょうか。
以下、最低限知っておきたい入居者の属性の項目について紹介いたします。
1.性別
男性か女性か
2.年齢や世代
10代、20代、30代、40代…
3.年収
年収150~300万円ほどの低収入から年収2000万円以上の高収入者まで
4.趣味・志向
ブランド志向、都会派、ナチュラル派等
これらの属性を考えた上でどのような内装・デザインを施したリフォームをするか考えていくことが大切になってきます。
・ターゲットを定義する
例えば、内装が男性向きのデザインなのに女性に絞って入居者募集をしていたのでは本来の目的にそぐわないことになります。リフォームをする前に「ターゲットが学生なのか?社会人なのか?」といった基本的なところを押さえておきましょう。そうしないと実際に住む人のニーズと物件内装のデザインにズレが生じてきます。既存の入居者と同じ属性の人をターゲットにするのかそれとも新しいターゲットを獲得するのかという点も含めて検討しましょう。
【まとめ】
空室対策としてのデザインリフォームを考える前に知っておくとよい項目について紹介しました。今回紹介したようなターゲットの属性を考えることも大切ですが、リフォームをする際には立地に沿ったデザインにしたり、家賃相場・価格帯なども加味して考えることも大事です。
古い物件ならその古風な感じを生かせるデザインに改装したり、都会に立地している物件の場合、現代風の内装にしてみることも一つの方法です。