賃貸経営を検討中の人必見!空室が出やすい間取りとは?

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
賃貸経営を行う上での悩みの種と言えば、空室リスクではないでしょうか。
空室が出てしまうと、建物の維持費はかかるのに収入は減少するという事態が起きてしまいます。
多くのオーナーが、いかに空室を出さないようにするかということに頭を悩ませており、世の中にはあらゆる空室対策が存在します。
しかし、一番良いのは空室が出にくいマンションやアパートを所有することではないでしょうか。
今回は、間取りの観点から空室が出やすい部屋について考えていきたいと思います。

【空室が出やすい間取りとは?】

1.現代の賃貸に求められること
賃貸マンションやアパートに求められることは、時代とともに変わってきています。それに伴い、空室リスクが低い間取りの傾向も変化しているようです。
バブル期以前は、大学生や若い社会人をターゲットとした一人暮らし用の部屋と言えば、バス・トイレ一体型で広さもそれほど求められていませんでした。
しかし、現在はインターネットを利用して良い物件の情報を容易にチェックできるようになったため、
「こちらは駅から少し遠いけど、広くて使いやすい部屋の方がいい」
「狭い割に家賃が高い」
などと近隣の賃貸同士を比較して吟味する人が増えました。
また、昔よりもプライバシーが重視されるようになり、仕切りが少ない部屋なども好まれません。
そのため、昔なら空室にならないような間取りでも、今は不人気ということもあります。
これからアパートやマンションを建てることを検討している方は、次に挙げる空室が出やすい部屋の特徴を参考にされることをお勧めします。

2.空室が出やすい部屋の特徴
・プライバシーへの配慮に欠ける間取り
部屋にあがると目隠しなしで目の前にキッチンがあったり、脱衣所がなかったりする間取りは、昔の賃貸物件ではよくありました。
良く言えば開放的、悪く言えばプライバシーへの配慮に欠ける部屋は、現代では敬遠されがちです。
一人暮らしであっても、キッチンで服を着脱することに抵抗がある人は多いようです。
浴室周辺に少しスペースがある場合は、カーテンを設置するなどして脱衣スペースを確保することもできます。

・広さが足りず洗濯機を置けない
今は、一人暮らしでも部屋に一台洗濯機があるのが一般的です。
近くにコインランドリーがある場合でも、洗濯物を持って歩かなくてはなりません。
特に女性の一人暮らしの場合は、洗濯機が置けない部屋は住居の候補から外される可能性が高くなります。
脱衣所と洗濯機のスペースは最低限確保しておいたほうが、空室リスクは下がります。

・和室しかない間取り
和室しかない間取りは、現代ではあまり人気がありません。
家に置く家具も洋風のものが一般的となったためではないでしょうか。
畳の上にテーブルやベッドを置くのは、やはり違和感がありますよね。

・収納スペースが少ない、使いづらい
スッキリとしたおしゃれな部屋が好まれる現代では、収納スペースが重視される傾向にあるようです。また、ただ収納が多ければいいということではなく、家の中での動線に合った配置が求められています。
例えば、寝室やリビングに大きな収納があるだけでなく、洗面所やキッチンにも細々としたものをしまえる収納が付いているのが理想的です。

【最後に】

いかがだったでしょうか?
立地条件とは違い、間取りは購入後にリフォームして変更することも可能ですが、変更箇所が多ければ多いほど費用がかさみます。
これから賃貸用のマンションやアパートを所有したいと考えている方は、人気がない間取りをよく知り、空室対策の参考にしましょう。

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