空室が多い物件にはそれなりの理由がある!?

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
家賃設定が周辺物件と比べてそれほど高いわけでもないのに空き室が多い物件があります。
空室がなかなか埋まらない、もしくは入居者がすぐ退去してしまう物件にはそれなりの理由があるようです。
今回、空き室が多い物件の「そうなってしまう理由」について考えてみました。

【生活動線の悪さが原因!?】

築年数が古く、生活動線が悪いアパートやマンションでは入居率が空き室を下回ることも多くあるようです。
それではどのようなケースで生活動線が悪いということができるのでしょうか?
以下紹介してみたいと思います。

・玄関が狭い
靴を4足ほどしか置けない玄関では傘立てを置くスペースを確保するのが難しく、玄関わきの共有スペースに傘立てを置いている方もいるようです。しかしこの場合、管理会社から共有部分に私物を置いてはいけないと注意を受けることもあり、やはり生活動線が悪いと言わざる負えないでしょう。

・キッチンの調理スペースがない
独り暮らし用の物件に多いのが、流しとコンロが隣接している物件でこの場合調理スペースが狭いケースも多いようです。立派なガスコンロはあっても調理スペースが狭いとやはり生活に不便で空き室の原因となるようです。

・脱衣所がない
玄関を入ってすぐのところにユニットバスが設置されている物件では脱衣所がなければ玄関で服を脱がなければいけないケースもあるようです。

またお風呂のガスのスイッチが居室にあるケースでは、スイッチを入れ忘れたら裸のまま居室へ行かなければならなかったりと色々と不便が出てきます。

【ハナから仮住まい目的で空き室が多くなるケースもある】

一方便利すぎても空き室になるケースはあるようです。
例えば、「敷金、礼金ゼロで立地が良く家賃も相場なのに空き室が多い」といったケースは雑居ビルが立ち並ぶエリアなどに多く、住む人がはじめから仮住まい目的である場合がほとんどです。

使い勝手が良いと良くも悪くも空き室になりやすいということになるようです。

【まとめ】

いかがでしたか?空き室の多い物件は理由もなくそうなってしまうのではなく、やはり空き室となる原因があるということができます。今回挙げた例のほかにも「立地と築年数」だけで家賃設定をしてしまった場合などには、物件のスペックなどが家賃に見合わないなどという理由で退去してしまうケースもあるようです。
これらのケースから考えても家賃設定、物件の設備、生活動線の確保など空き室を作らないためには様々な要素に目を配る必要があると言えそうです。

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