賃貸物件の空室対策で失敗しないために!入居日について知ろう

はじめに

賃貸物件の空室対策として有効なのは、契約を更新し続けてもらい長く部屋を利用してもらうことです。
しかし契約更新してもらえなかった場合、新しく入居者を募集し、新たに契約する必要が出てきます。

その際、入居者が前住んでいた場所も賃貸だった場合には、(旧居の)退去の手続きをして新居の審査、入居日の設定など同時に色々とやるべきことがあります。

今回は大家さんたちにも今一度確認して頂きたい、賃貸物件の入居までの流れについて見ていきたいと思います。

入居者側からすれば家賃の二重発生は避けたい!

不動産オーナーさんは確実に知っておく必要がありますが、「入居日」は一般的に「家賃が発生する日」のことを指します。

入居者が審査を通過して契約を結ぶ段階になったときに、賃貸仮契約書や重要事項説明書などの作成に入りますが、そのときには契約期間の記載が必須になります。
つまり、入居日が確定しなければ書類作成、契約締結が進みません。

また、入居者が前にも賃貸住宅に住んでいた場合には、新居の審査に通ってから解約の手続きを進めたとき、新旧居宅の家賃を二重で支払わなくていけない状況になることもあります。
入居者としては、このような事態は避けたいので、新居の入居日を先延ばしできないか相談してくるでしょう。
その際には、快く応じ退去日や引越しの段取りなどの相談に乗りましょう。

申込みから入居までの流れ

住みたい物件が決まったら、まず入居者は入居の申込みを行います。

このとき入居者は仲介する不動産会社に「入居申込書」や「身分証のコピー」といった必要書類を提出しなくてはいけません。

申込みが完了したら、次に入居審査があります。
基本的に入居審査は、大家さん・管理会社・保証会社などによって行われます。
電話による本人確認は保証会社や管理会社によってされることもありますが、審査結果の報告は管理会社からくるのが一般的です。

これらの審査が完了したら、最後に重要事項説明と初期費用の入金をし、鍵の引渡しを行い、晴れて入居手続き完了となります。
重要事項説明の際には賃貸仮契約書への署名とそれに併せて、火災保険などの手続きが取られることもあります。
鍵の引渡しに関しては契約開始日となる「入居日」に行うのが一般的ですが、不動産会社の事情により早まることもあります。

まとめ

不動産のオーナーに当たる大家さんは、賃貸物件の空室をできるだけ生まないようにするために、契約更新を入居者に勧めるのが望ましいといえます。
ただしそれがかなわなかった場合でも、入居募集をうまく行い、スムーズに手続きが進めば、入居者を確保することはできます。

今回紹介した内容は、そのために大家さん、オーナーさんにも知ってもらいたい入居までの手続きの流れです。

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