賃貸物件の退去後の空室掃除
【はじめに】
賃貸物件を持つオーナーさんにとって、空室はあまりいい状況ではないですよね。空室の部屋や設備の維持管理に手間もお金もかかりますし、入居希望者は長期間の空室状態を見て「何か訳ありなのでは?」と懸念し、物件に対する見る目も厳しくなります。そのため、入居を断念する可能性も出てきます。
このような事例を踏まえ、「賃貸物件の退去後の空室掃除」というテーマで物件の清掃についてお話していこうと思います。
【退去後の清掃について】
今まで住んでいた入居者が退去し、次の入居希望者に「ここに住みたい!」と思わせるためには、部屋の清掃はとても大切です。オーナー自身で部屋の掃除をする場合、床や壁、天井等の大部分の掃除をした後、細かい汚れを掃除すると効率が良いです。
また、一番力を入れて掃除をする必要があるのは、部屋の隅や水回り等の細かい部分の掃除です。建物の外観や設備で入居を決定する方もいますが、入居前の清掃が行き届いている物件の方が入居を決定する確率が高くなります。しかし、個人での掃除では限界を感じる部分もあると思います。
そんなときは、プロの業者さんの力を借りると良いでしょう。
【清掃業者さんの選び方】
空室の清掃でプロの力を借りたいと考えているオーナーさんや、すでに業者さんに依頼しているけど、料金の見直しや他の業者さんに変更を検討しているオーナーさんへ、清掃会社の選び方や料金相場についてお伝えします。
清掃業者の全体的な相場の目安を見てみると、部屋の大きさによって値段が変わってくるようです。いくつか例をあげると、一人暮らし用のワンルームや1Kであれば15,000円~3万円、家族向け物件の4DKから4LDKの広さなら7~10万円になります。
物件の快適性や衛生管理、資産価値を高めるという意味でも清掃はとても重要です。相場を把握することはもちろんですが、サービスの質もしっかり選ぶ必要があります。
また、清掃会社を選ぶポイントとしては、相場よりも安さを売りにしている清掃会社に注意すること、基本料金は安くてもオプション料金で通常より高くなってしまう可能性があることに注意すること、損害保険の有無について注目することなどがあります。
【まとめ】
今回は、「賃貸物件の退去後の空室清掃」というテーマでまとめてみました。内覧に来た入居希望者に気に入ってもらえるよう、清掃にはこだわりたいものです。清掃会社に依頼するのであれば、サービスの質や値段を見ながら慎重に選びたいですね。できるだけ安く費用を抑えたいのであれば、繁忙期を避けることや、複数の物件を持っているのであれば、部屋ごとではなくまとめて清掃を依頼することをおすすめします。