賃貸の空室対策で注目したい玄関と水回りの設備
【はじめに】
不動産経営は家賃収入などで収入を得ることになりますので、空室をつくらないための対策はとても重要です。お部屋を探している人が内覧をするときにまず目に入るのは玄関ですね。この玄関を工夫して内覧者の心を引きつける空間づくりを考えてみませんか?
この記事では、賃貸物件の空室対策として、玄関や水回りの設備についてご紹介していきたいと思います。
【なかなか成約が決まらない理由とは?】
なかなかお部屋の成約が決まらない理由に「玄関」と「水回り」の小さな配慮不足や、使い勝手の良し悪しというのがあります。
玄関においては、まず注意したいのが下駄箱です。
最近の賃貸物件はおしゃれにデザインされていますが、意外と見落とされているのが下駄箱です。もし女性をターゲットにしたお部屋づくりをするのであれば、玄関の下駄箱は収納量の多い天井までのものを設置されるのがおすすめです。
あるメーカーがデザインした単身者向け賃貸用の下駄箱には、靴だけでなく傘も収納でき、玄関での身だしなみチェックに必要な鏡や、荷物や書留などが届いたときのために、認印や筆記具などをセットするためのトレイまで設置されているものもあるそうです。小さな心配りですが、内覧者にお得感を与える工夫になるでしょう。
また玄関ドアに取付け可能なマグネット式の傘立てやコート掛けなども、比較的安価で購入できて、オーナーさんの優しさや気配りがうかがえる設備になります。
【さらにお部屋の水周りにも工夫を!】
さらに水回りも内覧者が気になるポイントとなります。
特に最近は室内に洗濯機置き場や独立洗面台を設置しているお部屋も増えてきています。洗濯機の上やトイレの上に洗剤や洗濯用品を乗せる棚を設置したり、可能であれば仕切りドアなどを設置しましょう。トイレの部屋上の空間も無駄なく棚を設置し、トイレットペーパーなど必要なものを収納できるようにすると、内覧者に喜ばれると思います。
また女性の方や花粉症のある方など、できれば洗濯物は部屋干ししたいと考える方が多いようです。そういった要望に応えるように、部屋干し用のフックなどがあらかじめ設置されていると、さらに細やかな心配りが感じられて、内覧者に成約につなげるポイントになるでしょう。
【まとめ】
不動産投資を行う上で空室をどう解消していくかは、オーナーさんの悩めるところですが、玄関においても水回りにおいても、実際に使う人の立場に立って設備を整えていくことが重要です。
小さな心配りが内覧者の「ここに住みたい」と思う気持ちへとつながります。