不動産売買契約に源泉徴収票の提出が必要なのはなぜ?

カテゴリ:不動産基礎知識

【はじめに】
不動産購入を考えとき、まず計画を立て物件や不動産業者を決めて申し込みをします。そしてその後、売買契約を結ぶわけですが、この売買契約時に「源泉徴収票」の提出が求められることをご存知でしょうか?
この記事では、不動産購入時に必要な書類の中の「源泉徴収票」に着目してご紹介して行きたいと思います。

【不動産屋売買契約の流れ】

それではまず「不動産の売買契約」について見ていきましょう。
購入したい物件が決まったら売主や不動産仲介業者に「購入申し込み(購入予約)」をします。これは売主に購入の意思を伝えるものです。 その後1週間から10日ほどして「重要事項説明」があります。これは、購入する物件のことや売買契約の条件についての大切な説明になります。この説明は非常に細かな部分までふれていますが、大切な説明ですので、しっかりと確認することが重要です。

重要事項説明に納得がいけば、いよいよ不動産の売買契約に入ります。重要事項説明書と不動産の契約書はそれぞれ別の書類となりますので、二つを照らし合わせながら、契約をすすめていきます。

【売買契約に必要な書類とは?】

不動産の売買契約においては、契約の段階ごとに必要書類が決まっています。必要書類には「身分を証明する書類」「所得に関する書類」「不動産に関する書類」の3種類があります。これらは各不動産会社共通です。
この中で、所得に関係する者類としては、「源泉徴収票」の提出が必要になります。

【不動産購入に必要な源泉徴収】

「なぜ売買契約 に源泉徴収票が必要なのか?」そんな疑問を持たれる方も多いいかと思います。
源泉徴収票は、給与などの1年間の収入額や源泉徴収された所得税額を証明する書面です。不動産の売買契約を行う上で売主側は、購入希望者の住宅ローンの返済能力を見ます。そこで所得の状況を確認するために源泉徴収票が必要となります。

【不動産売買契約と源泉徴収票の関係とは?】

不動産の売買契約は、購入希望者の支払い能力の見極めが重要で、売主側は支払い能力の保障となる源泉徴収票の提出を求めます。源泉徴収票の提出ができるということは、この人が企業に属し毎月一定額の収入があり、税金もきちんと収めているという証明となりますので、この書面で購入希望者の信用度がぐっと上がることになります。

【まとめ】

土地や建物などの不動産を購入するためには、実際の引き渡しまでに「購入申し込み」から「重要事項説明書」という物件契約に伴う大切な説明があり、購入希望者が承諾することでいよいよ売買契約に入ります。このとき購入希望者の所得の証明として「源泉徴収票」の提出が求められます。これは購入希望者の返済能力を保障する重要な書面となり、これが売買契約の上での「信用」となります。

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